CASE導入事例
株式会社西日本シネ用品 様
配線作業を大幅に削減し、本番運用の安定性も向上。創業70周年を迎える西日本シネ用品がTelevic同時通訳システムを導入
- 事業内容
- 2026年に創業70周年を迎える老舗企業。イベント映像を中心に、映像制作・映像演出などの映像コミュニケーションをトータルにプロデュース。最新の映像・音響機器を活用し、イベントや会議に合わせたAVソリューションを提供している。
- 導入製品
- 【Televic】Plixus AE-R Dante ×2(Dante対応オーディオエンジン)、Plixus NEXT ×1(ネットワークエクステンダー)、Plixus AE-R PS ×1(追加パワーサプライ)、Confero Audio ×2(ソフトウェア)、Lingua ID Mike ×8(同時通訳コンソール)、PLM402P ×8(グースネックマイク)
【NETGEAR】GSM4212P ×2(スイッチ)
【Audinate】AVIO Analog Out ×8(アダプター)、AVIO Analog In ×2(アダプター)
—まずは今回、Televicの同時通訳システムをご導入いただいた背景からお聞かせください。
西日本シネ用品 弊社は古くから多言語の同時通訳システムを手掛けており、以前は誘導無線、近年は従来型のアナログシステムを使用し、ホテルやホール、大学の教室などで仮設設営を行ってきました。ただ、長年使ってきた機材の老朽化が進み、不具合のリスクが高まっていたことが一番の課題でした。
また、昨今はZoomなどを使ったオンライン・ハイブリッド会議のニーズが急増しています。旧来のアナログ機材では、通訳者の音声だけを切り出して配信へ送るような柔軟な音声ルーティングに対応しきれなくなっていたことも、システム刷新を決断した大きな理由です。
Televicの同時通訳コンソール「Lingua ID Mike」が計8台導入された
—さまざまなメーカーがある中で、なぜTelevicを選ばれたのでしょうか?
西日本シネ用品 何と言っても「設営の簡便さ」ですね。以前はユニットごとに何本もキャノンケーブルを引き回す必要がありましたが、TelevicはPoE給電に対応しているので、LANケーブル1本で電源も音声もすべて完結します。時間の限られた設営現場において、この差は本当に大きいです。
また音響のデジタルフォーマットである「Dante」に対応している点も魅力でした。デジタルミキサーとの相性が抜群で、アナログ接続の手間やノイズリスクを大幅に減らせます。機材全体が非常にコンパクトになり、搬入や設置スペースの負担も軽くなりました。
あとは、近隣の同業社さんがTelevicを持っていたことも安心感につながりました。仮設レンタル業界では、大きな現場で機材が足りなくなった際に貸し借り(クロスレンタル)を行うことが多々あります。お互いに同じシステムを持っていることで、運用の融通が利きやすくなるのも大きなメリットでした。
写真上から:TelevicのDante対応オーディオエンジン「Plixus AE-R Dante」、NETGEARのスイッチ「GSM4212P」
—実際に現場で使ってみて、使い勝手や通訳者さまからの反応はいかがですか?
西日本シネ用品 通訳者ユニットのデザインやボタン配置がISO 20109:2016に準拠していることもあり、通訳者さんも使い慣れている方が多い印象です。
また、各人の前に専用のマイクと発言ボタンがあるため、「自分のマイクがオンになっているか」がLEDでひと目で分かり、本番中のマイク入れ忘れなどのオペレーションエラーが劇的に減りました。
パソコンの画面上で各機器の状態や設定が可視化されるのもありがたいですね。仮に何か問題が起きてもどこに原因があるのかすぐに切り分けられる「判断材料」があるので、本番中も焦らず対応できます。社内での評価としても、「とにかく現場でのトラブルが減り、不安定さが解消された」と好評です。
同時通訳コンソール「Lingua ID Mike」を使用した接続例。主装置(Plixus AE-R)をそのまま活用して会議マイクシステムを追加できるため、最小限の投資でシステムを拡張することができる。
—すでに10現場以上の実績があるとのことですが、今後の展望をお聞かせください。
西日本シネ用品 導入してから月1〜2回のペースで順調に稼働しており、手応えを感じています。今後は3カ国語対応の同時通訳案件も控えていますので、新システムをフルに活用するのが楽しみです。
今後は拡張用のエクステンダーなども組み合わせながら、より大規模な現場や複雑なニーズにも柔軟に対応し、西日本エリアにおける高品質な通訳環境の提供に貢献していきたいと考えています。

多言語の同時通訳システムを長年手掛けてきた株式会社西日本シネ用品様。従来のアナログシステムの老朽化や、オンライン・ハイブリッド会議への対応をきっかけに、Televicの同時通訳システムを導入しました。
設営の簡便さやDanteによる柔軟な音声連携など、デジタル化によるメリットを実際の現場で活かしています。今回は、同時通訳の運用を主に担当されている山浦様と山内様に、導入の背景や機材の選定理由、実際の使用感についてお話を伺いました。