CASE導入事例
株式会社 MSI JAPAN 東京 様
MSI JAPAN 東京の大会議室に、Sennheiser、Symetrix、SoundTube、Lumens、NETGEARを導入
- 事業内容
- コンサートやイベントにおける音響機材のレンタル、ミキシングエンジニア・システムエンジニアの派遣をはじめ、音響設備の企画、設計、施工、保守点検などを手掛けている。
- 導入製品
- 【Sennheiser】TeamConnect Ceiling 2 ×2台
【Sennheiser】SpeechLine Digital Wireless
【Symetrix】Radius NX 4×4 Dante、AECモジュール
【Symetrix】T-5 Glass
【SoundTube】IPD-CM52s-BGM-II ×3台
【Lumens】CamConnect Pro、カメラ関連機器
【NETGEAR】GSM4230P
シーリングマイクにSennheiser「TeamConnect Ceiling 2」を採用

天井にはゼンハイザーのシーリングマイク「TCC 2」が採用された
室内の集音には、Sennheiserのシーリングアレイマイク「TeamConnect Ceiling 2(以下、TCC 2)」を2台採用。
天井に設置された「TCC 2」が話者の位置を自動的に検知し、室内を移動しながら話した場合でも、音声を的確に捉えることができる。Web会議の参加者はマイクを持ったり、テーブル上のマイクに近づいたりする必要がなく、普段どおりに会話するだけで、遠隔地へ明瞭な音声を届けることが可能。
また、セミナー開催時には「TCC 2」のボイスリフト機能を活用し、講師がワイヤレスマイクを持たなくても、「TCC 2」で集音した声を室内のスピーカーから自然に補助拡声している。
一般的なハンドマイクによる拡声とは異なり、話者の地声がそのまま少し遠くまで届くような、自然な聞こえ方を実現。講師がマイクの受け渡しや操作を意識する必要がなく、セミナーの進行を妨げないシステムとなっている。

大会議室は会議とセミナーの両方に対応する。部屋は縦長の14×4.5m。
Symetrixによる音声処理
システムの中核には、SymetrixのDSPミキサー「Radius NX 4×4 Dante」を採用。「TCC 2」からの音声に加え、Web会議の送受信音声や室内スピーカーへの出力を一括して処理している。AEC(アコースティックエコーキャンセラー)によって、Web会議で発生しやすいエコーを抑え、双方向で自然に会話できる環境を構築した。
通常は「TCC 2」だけで会議やセミナーを行えるが、用途や参加人数に応じて、Sennheiserのワイヤレスマイク「SpeechLine Digital Wireless」も使用可能となっている。
ワイヤレスマイクを使用した際も、「TCC 2」と音声が不自然に重なったり、音量差が生じたりしないよう、Symetrixが音声の優先順位やミキシングを自動的に調整。利用者がその都度ミキサーを操作しなくても、それぞれのマイクが自然につながるように設計した。

DSPミキサーにはSymetrix「Radius NX 4×4 Dante」、パワーアンプはPowersoft「Mezzo」スイッチャーはNETGEAR「GSM4230P」を採用

用途や参加人数に応じて、Sennheiserのワイヤレスマイク「SpeechLine Digital Wireless」も使用できる
Dante・PoE対応のSoundTube ネットワークスピーカー
室内のスピーカーには、SoundTubeのDante・PoE対応ネットワークシーリングスピーカー「IPD-CM52s-BGM-II」を3台採用。
音声信号の伝送に加えて電源供給もネットワークケーブルで行えるため、シンプルな配線でシステムを構築できる。室内全体に均一で聞き取りやすい音声を届け、Web会議の相手先音声やセミナー時のボイスリフトに使用している。
AVネットワークの基盤にはNETGEARのAV向けネットワークスイッチ「GSM4230P」を採用し、Dante対応機器を安定して運用できる環境を整備している。

天井に設置したSoundTubeのネットワークスピーカー「IPD-CM52s-BGM-II」
Symetrix T-5 Glassによる直感的な操作
システムの操作には、Symetrixのタッチパネルコントローラー「T-5 Glass」を採用。
今回は、話者位置に連動したカメラの自動追従は実装せず、利用者がタッチパネルからカメラ映像を選択する方式としている。会議中のカメラ切り替えをはじめ、必要なAV操作を分かりやすい画面に集約することで、専門的な知識がない利用者でも直感的に操作できるシステムとした。

Symetrix「T-5 Glass」の操作画面
ネットワーク化により、施工性と将来の拡張性を両立
シーリングマイクやDSP、スピーカー、カメラ、タッチパネルなどの主要機器をネットワーク上に構築。音声はDante、映像や制御はイーサネットを中心に伝送し、PoE対応機器にはLANケーブルから電源も供給している。
施工時の配線はLANケーブルが中心となるため、従来のように機器ごとに多くの音声・制御ケーブルを敷設する必要がなく、配線作業もシンプル。会議室AV設備の施工を専門としないMSI JAPAN 東京にとっても、構築のハードルを抑えられる点がメリットとなった。
さらに、将来的にマイクやスピーカー、カメラなどを追加する場合も、ネットワークへの接続と設定を中心に柔軟な拡張が可能。今後の会議室の使い方や必要な機能の変化にも対応しやすい点が、今回のシステム採用の決め手の一つとなった。
システム系統図
機器設置図(部屋サイズ:14×4.5m)
利用者から「話者の口元にマイクがあるような明瞭な音」と高評価
MSI JAPAN 東京 担当者の小関様からは、下記のようなコメントをいただきました。
小関 従来利用していた別の大会議室では、ビデオバーを使ったWeb会議について「音が悪く、使いづらい」という声がありました。
今回の新大会議室では、天井に設置したTCC 2によって、着席位置や話す方向にかかわらず、室内の発言を安定して収音できるようになりました。
導入後には利用者から「マイクを持っていないのに、誰がどこで話しても、まるで話者の近くにマイクを置いているような、明瞭な音で聞こえる」と高評価をいただいています。天井に設置したマイクとは感じさせない自然でクリアな収音と、ハンズフリーで利用できる使いやすさの両面で高い評価をいただき、既存の別会議室についてもシーリングマイクを追加したいという声が上がっています。
システム全体に関しては、主要な機器がネットワーク化されており、施工時の配線がLANケーブル中心で済むため、会議室設備の施工を専門としていない当社でも導入しやすいシステムでした。将来、用途に合わせてマイクやスピーカー、カメラなどの機器を追加しやすい点も、採用を決めた大きな理由です。

インタビューにご協力いただいた、MSI JAPAN 東京の小関様
TCC 2によるハンズフリー集音と自然なボイスリフト、Symetrixによる高度な音声処理、タッチパネルによる分かりやすい操作を組み合わせることで、Web会議とセミナーのどちらにも対応する、快適で使いやすい大会議室を実現した。

株式会社MSI JAPAN 東京の新たな大会議室に、オーディオブレインズ取り扱い製品を中心としたAVシステムを導入いただきました。
本会議室は、通常のWeb会議に加え、社内セミナーやプレゼンテーションなどにも利用される多目的な空間です。用途によって機器を使い分ける複雑なシステムではなく、利用者がマイクや音響設備を意識することなく、誰でも快適に使用できる環境を目指してシステムを構築しました。