CASE導入事例
代アニLIVEステーション 様
Martin Audioの特徴を活かしつつ、代アニLIVEステーションらしい音色づくりを
- 事業内容
- ライブハウス
- 導入製品
- Martin Audio社 DSX(サブウーハー)、DD6(アウトフィル用スピーカー)、CDD8(ステージモニター用スピーカー)
Powersoft社 T604、ArmoniaPlusソフトウェア
幾度もデモを重ね、メインスピーカーにはMartin Audioの新製品THVが採用
音質向上と制御、そしてシステム状態監視の簡易化を前提に幾度もデモを重ね採用されたメインスピーカーはMartin Audioの3WAYバイアンプ ホーンロード型スピーカーTHVでした。THVは見た目以上のパワーと解像度の高い音質を実現したMarin Audioの新製品です。
THVのハイブリッドロード低域セクションはMartin Audio独自のロードテクノロジーを使用し、リフレックスロードによってホーンの再生周波数以下の低域拡張を行います。中域にはユニークな「フェーズボール」と呼ばれるフェーズプラグを有し、水平方向の指向角をそのホーンの上限周波数域まで均一に維持します。また中域ドライバーにはアルミニウム製のデモデュレーティングリングを用い中高域の明瞭度を保ちつつ、高出力時のひずみを軽減することに成功しています。
サブウーハーにはMartin Audio DSX、アウトフィル用スピーカーにはDD6、ステージモニター用スピーカーにはCDD8が採用
サブウーハーにはMartin AudioのフラッグシップモデルであるMLAと組み合わせて使用されるパワードスピーカーDSXを採用。2台の18インチドライバーはそれぞれ個別のチャンバーに分かれて配置されているので、帯域外の共振を取り除き圧倒的な低域の再現性を構築しました。
アウトフィル用スピーカーにはウルトラコンパクト非対称拡散スピーカーDD6を採用。代アニLIVEステーション様の客席エリアは間口が広いため、メインスピーカーTHVではカバーしきれないエリアをDD6がしっかりと補填。バランスの取れた音場づくりを支えています。
ステージモニター用スピーカーにはMartin Audioにて特許を取得している非対称同軸拡散ドライバー搭載のCDD8を採用。2台のCDD8はバトンに吊るされており、ステージ側に向けて拡声することで広いステージを十分にカバーしつつステージ内をすっきりとさせることに成功。見栄えへの配慮も完璧です。各スピーカーを駆動・制御するパワーアンプにはPowersoft社の最新モデルTシリーズが採用されました。THV、DD6、CDD8はそれぞれT604で駆動されています。
ArmoniaPlusソフトウェアで一括制御監視が可能に
お話を伺った当初、メインスピーカーやインフィル、ステージ用のアンプは据置アンプ、サブウーハーはパワードスピーカーとメーカーも違う別れたシステムで、一括の制御と監視が非常に困難な状態でした。しかし今回採用されたPowersoft Tシリーズはこの問題を解決。Tシリーズはプロセッシングした音声をDANTE経由で出力することが可能なため、Audinate製品AVIO ADP-DAO-AU-0X1(Dante→1チャンネルアナログ音声出力変換アダプター)からDSXへ信号をパスしています。Tシリーズがプロセッサーの役割を果たしパワードDSXをコントロールすることで、全システムをArmoniaPlusソフトウェアで一括制御監視することができます。
Powersoftの専用ソフトウェアArmoniaPlusを用いることで、Martin Audioスピーカーの特徴を活かしながらも代アニLIVEステーションらしい音色づくりを目指しました。各出力を最適に補正しエンジニアの方が安全に運用できるようリミッターも念入りに確認し調整。またオペレート席にモバイルパソコンを立ち上げることでOperator View機能を使用し、ゲインやEQの調整が場所を問わず行うことができる環境を構築しました。1画面に必要な情報を集約しているため快適なオペレーションはもちろん、機器に負荷をかけないよう出力の監視も可能です。
営業担当より
一新された大迫力の音響システムで豊かな音を楽しみながら、イチ推しの女性アイドルや男性アイドルを発掘しに新大久保にあるライブハウス「代アニLIVEステーション」へ是非足をお運びください!
アニメやアニメソングはもちろん、アイドルやJ-POPの新しいトレンドが生まれるライブハウス「代アニLIVEステーション」。2019年6月、ライブハウスのメインスピーカーとパワーアンプが一新されました。