CASE導入事例
TED Talks(国:カナダ)

TED Talks最新公演、Martin Audio × TiMaxが実現した没入型オーディオ体験
- 事業内容
- 世界中の視聴者に向けて、わずか18分以内で情報とインスピレーションを届ける講演イベント
- 導入製品
- Martin Audioサウンドシステム、TiMax SoundHub
バンクーバーでライブ収録された最新のTED Talksでは、技術サウンドパートナーとしてMartin Audioがサウンドシステムを提供。そこに不可欠な要素として、TiMax SoundHubが没入感ある音響演出を担いました。

世界中の視聴者に向けて、わずか18分以内で情報とインスピレーションを届けるTEDでは、講演者の声を親密かつ明瞭に届けることが重要なブランド要素のひとつ。1500席の円形劇場での公演において、8年間TEDの音響責任者を務めるマイケル・ヌナン氏が要件定義を作成し、それに対しMartin AudioとTiMaxが応えました。
ショーファイルは、ステージ・サラウンド・リバーブ・効果音・観客音声の空間配置に加え、同時に5.1ch放送用のダウンミックスにも対応した設計。これにより、臨場感と高い明瞭度を両立するシステムが実現されました。

PAシステムはMartin AudioのWPSをメインに、SHX・FSによる低域サポート、FlexPointによるディレイ補正、TorusとFPシリーズによるフロント/サラウンド構成で設計され、TiMaxによって音の定位・拡がりを正確に制御。TiMax専門スタッフにより、現地で詳細なチューニングが行われました。
今回、サウンドチームにとっては初の「オブジェクトベースミキシング」への挑戦でもあり、従来のチャンネルベースからの大きな転換を経験。ヌナン氏は「TiMaxがもたらすワークフローの変革と効率性は、もはや新しいスタンダード」と語っています。特に、放送用の5.1ミックスをライブで同時生成できる点が大きな利点となりました。
TED制作責任者ミナ・サベット氏も「TiMaxのおかげで、これまで達成できなかった没入型音響が実現できた」と高く評価。現地の観客と世界中のオンライン視聴者の双方に、シームレスでパワフルな体験を提供する基盤となりました。
最新のTED Talksでは、Martin AudioのサウンドシステムとTiMax SoundHubによる空間音響で、講演者の声をより明瞭かつ臨場感あるものに。TiMaxは5.1ch放送へのリアルタイム対応とオブジェクトベースミキシングで、現地・配信双方に没入体験を提供しました。