CASE導入事例
リゾートワールド・ラスベガス(国:アメリカ合衆国)
リゾートワールド・ラスベガスにVisionary SolutionsのAV over IPシステムが2,000台以上採用
- 事業内容
- 2021年6月にオープンしたラスベガスの統合型カジノ・リゾート
- 導入製品
- Visionary Solutions社 AV over IPシステム
ラスベガスのメイン通りの一部であるラスベガス・ストリップに建設された、この広大な施設の至る所に、Visionaryのエンコーダーとデコーダーが2,000台以上配置されています。プロジェクトの規模が大きかったため、複数のSI会社が協力してエリアを分担し、システムアップを行いましたが、映像部分は全てVisionary製品が共通採用されました。
大規模設備を全てネットワーク化し、あらゆる箇所に任意の映像を遅延無しでルーティングすることが求められ、導入実績や製品ラインナップ、信頼性からVisionary製品の採用が決まりました。
AVシステム全体を管理したRichard Reisig氏は次のように語ります。
「エンドポイントの数はホテルのオープン後も増え続けています。従来のHD Base-Tシステムでは確実に実現不可能でした。大規模な専用ネットワークを構築し、1ギガビットのノンブロッキング帯域幅を、1ミリ秒未満の遅延でプロパティの任意の場所にエンドツーエンドで提供するように設計されています。
設計の最大の課題は、ビデオソリューションの選択でした。リゾートワールド・ラスベガスは、敷地内のあらゆる場所を接続したいと考えていたため、ネットワークベースのビデオソリューションを選択しました。
最終的にVisionaryを選択したのは、それぞれのギャップを埋める、信頼性の高いソリューションを提供してくれたからです。その堅牢なネットワーク機能が決め手となりました。」
VisionaryのPacketAVエンドポイントには、内部デバイスVLANタギング機能があります。ネットワークの複雑さと、ビデオ、QLAN、Dante、AES67、DMX、制御などのさまざまなプロトコルにより、効果的なネットワーク管理のためにトラフィックを分離することが重要になります。
「ネットワークのサイズと複雑さを考えると、特に私たちが直面している規模では、VLANタギングは非常に重要でした」とRichard氏は付け加えます。
プロジェクトのもうひとつの重要なポイントは、Bluetoothオーディオの取り込みです。「Visionaryには、VLANタグ付きのHDMIウォールプレートエンコーダーがありました」とReisig氏は説明します。「アナログオーディオは求められておらず、VisionaryのBluetooth付きウォールプレートエンコーダーであれば、2役を1台で賄うことができます。」
リゾート内にある3つのホテル(ラスベガスヒルトン、コンラッドラスベガス、クロックフォーズラスベガス)の各客室には、最新のAVシステムが備わっており、設備内の映像・音響が全て共有できるようになっています。
従来型のHD Base-Tのシステムでは実現不能な拡張性の求められるシステムを、AV over IPならば実現可能ということを体現した、最新の導入事例です。
3つの異なるホテルに3,506の客室、40を超えるワールドクラスの飲食店、5,000人収容の劇場を誇るリゾートワールド・ラスベガスに、Visionary Solutions(以下Visionary)のAV over IPシステムが大量導入されました。