CASE導入事例
沖縄科学技術大学院大学 様
世界をリードする研究施設、OIST 第4研究棟にTelevic Unite デジタルワイヤレス同時通訳受信システムを導入
- 事業内容
- 科学の新たなフロンティアを開拓するため、分野の垣根を越えた研究を行う先駆的な大学院大学
- 導入製品
- Televic社 Unite 同時通訳レシーバーシステム
OISTは理工学分野の5年一貫制博士課程を置く、学際的な大学院大学です。世界の科学技術に貢献するとともに、国内外の優れた研究者を招へいして質の高い研究を行い、世界最高水準の研究拠点を形成。沖縄の技術移転と産業革新を牽引する知的クラスターの形成を図ることを目的として、日本政府によって設立されました。
OISTは国際性および多様性豊かな教員、事務職員、学生が集まり、英語を共通言語とする環境ではありますが、外部からの招待もあり、同時通訳設備が数多く導入されています。
この度行われたLab4プロジェクトでは、4部屋にTelevic Uniteシステムが導入され、合計192台の「Unite RP」レシーバーが稼働。同時通訳者が通訳した音声を、Uniteシステムにて伝送しています。参加者はレシーバーのチャンネルセレクトスイッチを操作し、聞きたい言語をセレクトすることができます。
今回採用の決め手となったのが「混信の起こらないデジタルワイヤレスシステムである」ということでした。UniteはDect方式に準拠したワイヤレス送信に対応しており、電波干渉を自動的に回避する方式を採用しているため、特別な設定無しで電波干渉を回避することができます。また音声はデジタルで暗号化されているため、盗聴リスクがありません。
更にアクセスポイントを1台設置するだけで会場内の隅々までカバー。従来の赤外線方式と比較し、機器の台数を減らすことができコスト削減にも繋がります。また意匠面においても目立たず、優位性があります。
今回インストールされた広めの講義室でも、1台のアクセスポイントを設置するだけで、全エリアデッドポイント無くカバーすることができました。
「Unite RP」レシーバーは液晶ディスプレイを搭載し、選択しているチャンネルやバッテリー残量などを手元で確認することが可能です。またレシーバーの充電収納ケースはペアリング機能を持っており、別の部屋で使用していたレシーバーを使用したい部屋の収納ケースにセットするだけで、設定が自動的に反映されます。このため複数部屋でレシーバーを共有することができ、人数の変更にも柔軟に対応します。
OISTにはUniteシステムに加え、Televic会議マイクシステム、同時通訳システムが多数導入されています。今回のシステム設計、施工は株式会社映像システム様が担当されました。
営業担当より
今回オーディオプロセッサー、パワーアンプ、スピーカー全てオーディオブレインズ取扱い製品を選定いただき、先駆的なOIST様に相応しい素晴らしいクオリティのシステムが導入されました。
OIST様の日本とは思えない開放的な空気感と最先端の施設は圧巻です…!科学アウトリーチや文化交流活動も活発で、恩納村に立ち寄られた際は皆様に是非訪れていただきたい場所の一つです。
Uniteは今回の同時通訳以外にも、ツアーガイドやワイヤレスマイク、配信用途など多用途にご利用いただける便利なシステムです。お気軽にご相談ください。
沖縄科学技術大学院(OIST、以下敬称略)のLab4プロジェクト(Lab4:世界をリードする研究施設として新設された第4研究棟)において、Televicのデジタルワイヤレス同時通訳受信システム「Unite」が4部屋に導入されました。