CASE導入事例
神奈川県庁 新庁舎(神奈川県議会) 様

神奈川県庁 新庁舎(神奈川県議会)にTelevicの会議マイクシステム「D-Cerno」が導入
- 事業内容
- 県議会の使命は、県民の多様な意見を集約し、県政に適切に反映させることであり、「議事機関」として、代表である議員が政策立案、行政運営の監視などを行っている。本会議で付託された議案や請願などを専門的に審査するための委員会を設置しており、神奈川県庁 新庁舎には、審査を円滑に行うため、委員会会議室等の施設を備えている。
- 導入製品
- 【Televic】D-Cerno 会議マイクシステム
- 販売協力
- 株式会社会議録研究所
Televic D-Cernoで会議音声の議事録を作成
神奈川県庁 新庁舎では両会議室に会議システム「D-Cerno」を導入し、主に会議音声の議事録を作成する用途に活用しています。また、会議中の場内拡声についてはD-Cerno本体に内蔵されているスピーカーを使用しています。

「ハンズフリーモード」でストレスのない会議環境を実現
委員会会議室では「ハンズフリーモード」と呼ばれるマイク操作の自動化機能を利用しています。一般的な会議マイクシステムでは、設定された一定の音量レベルを超えた音声のみを収音する仕組みのため、発言の冒頭部分が切れてしまう“頭切れ”が発生することがあります。
これに対し、Televicのハンズフリーモードでは、接続されているすべてのマイクが常に「ON」の状態で待機しているため、発言の冒頭からしっかりと収音され、頭切れが発生しません。この機能により、発言内容を正確に記録できるとともに、ストレスのない会議環境が実現しています。

ハウリング防止と明瞭な音声の両立を叶える「ダイナミック・ミックスマイナス機能」
「ダイナミック・ミックスマイナス機能」も活用しています。一般的なスピーカー内蔵型会議マイクシステムでは、ハウリングを防ぐために、発言中のマイクユニットのスピーカーは出力を停止し、発言者が他の参加者の音声を聞き取りにくくなるという課題がありました。
この点、Televicのダイナミック・ミックスマイナス機能は、各ユニットのスピーカーからは、自身の声だけ出力されない設計となっており、ハウリング防止だけでなく、発言中であっても他の参加者の音声を自身の内蔵スピーカーから明瞭に聞くことができます。

「ゲインシェアリング」で安定した音声環境を提供
委員会会議室には30台のD-Cernoマイクユニットを導入。発言するマイクの台数が増えた場合でも、全体の出力ボリュームを自動で均一に保つ「ゲインシェアリング」という制御方式を採用しています。発言者の人数や話者が変わっても、システム全体の音量が過剰にならないよう自動で調整されるため、ハウリングやノイズのリスクを低減し、常に安定した音声環境を提供します。

複数の部屋で柔軟に運用
小会議室には20台のD-Cernoマイクユニットを導入しています。D-Cernoシステムは専用ケースに収納して持ち運べるようにしており、常時設置はせず複数の部屋で柔軟に運用できる構成となっています。会議の開催場所に応じて必要な機材を簡単に移動・設置できるため、運用負荷を最小限に抑えながら、高い機能性を維持しています。

最適なマイク位置で明瞭な音声収音
またD-Cernoは自身で話しやすい位置にグースネックマイクを自在に調整できるため、明瞭な音声収音と快適な発言姿勢を両立します。多様な会議室において、会話の正確な記録、明瞭な音声拡声、そして円滑なコミュニケーションを同時に実現する会議システムとして、高く評価されています。

会議に必要なマイク・スピーカー、オーディオミキサー、オーディオインターフェイス、音声レコーダー全てを1システムに統合したTelevic社製の新世代の会議マイクシステム「D-Cerno」が神奈川県庁 新庁舎の委員会会議室と小会議室に導入されました。