CASE導入事例

チャンギ国際空港(国:シンガポール)

チャンギ国際空港にK-arrayスピーカーが導入

「世界最高の空港」チャンギ国際空港にK-arrayスピーカーが導入

事業内容
シンガポールの国際空港
導入製品
K-array社 8×Kobra-KK52 I、19×Vyper-KV25 II、10×Domino-KF26、2×Domino-KF212、4×Python-KP102 I、8×Anakonda-KAN200、4×Rumble-KU212、5×Kommander-KA84

英スカイトラックス社から8年連続で「世界最高の空港」に選ばれたシンガポール・チャンギ空港では、シンガポールの自然環境をテーマにした没入型体験が楽しめる「Digital Sky」と「Wonderfall」という2つの新しい施設が導入され、音響システムにK-arrayスピーカーが採用されました。

チャンギ国際空港の最新アトラクション「Digital Sky」「Wonderfall」にK-arrayが採用

英スカイトラックス社から常に世界最高の空港のひとつに選ばれているシンガポールのチャンギ国際空港は、最新のアトラクションを公開しました。第2ターミナルは、シンガポールの自然環境の驚異を再現することを目的とした「Digital Sky」「Wonderfall」と名付けられた2つの新たな設備による没入型体験を提供しています。

「Digital Sky」は、空港のエアサイドにあるドリームスケープガーデンの頭上に設置されたLED設備で、来場者が空間を移動する際に自然なサウンドスケープを作り出すオーディオシステムが必要でした。最先端のコントロールシステムで時間帯や現地の天候の変化に合わせて表示内容を常に変更することで、出発便を待つ乗客に現実と想像を融合させたユニークな体験を提供します。

一方「Wonderfall」は第2ターミナル出発ホールのランドマーク的存在で、幅18メートル、高さ14メートルの4階建てのデジタル滝は、34.4メガピクセルのLEDウォールに独創的な滝のイメージを映し出し、アニメーションや轟音を立てる海の波の再現を散りばめ、忙しい旅行者の足までも止める存在感を提供しています。

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K-arrayのIP64認証ラウドスピーカーは水や湿気のある環境でも理想的な選択肢

両設備とも、ビジュアルに重点を置いていることは明らかですが、高品質で臨場感のあるサウンドスケープを提供しながら空間に溶け込むサウンドシステムが必要でした。

K-arrayのラウドスピーカーは、その性能、信頼性、コンパクトな設計により、インテグレーターが慎重に設置することができ、設置デザインへの影響を最小限に抑えることができるため、K-arrayソリューションが選ばれました。さらに「Wonderfall」と「Digital Sky」はどちらも現実世界の植生の中に設置されているため、K-arrayのIP64認証ラウドスピーカーは水や湿気のある環境でも理想的な選択肢となります。

「Wonderfall」では、アンビエントインターリュードの間に、作曲家Jean-Michel Blaisによる特注のピアノ曲に合わせて没入感のある滝のアニメーションで構成された3分半のショーをLEDスクリーンに表示するため、かなりの音響補強が必要でした。 ここでシステムインテグレーターは、K-arrayのVyperシリーズ・ラウドスピーカーを中心としたシステムを選択。この超薄型ラインアレイはその洗練されたデザインにより、視覚的なインパクトを最小限に抑えます。

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視覚的な邪魔を最小限に抑える

19台のVyperユニットを、同じくスリムな2台のKobraラインアレイエレメントと4台の中型Dominoユニットが支えています。長さ1mのPythonラウドスピーカーを4台追加し、それぞれ3.15インチのネオジウムマグネットウーファーを12個密に配置することで、最大限のスローイングと全音域の再現を実現しています。これらのラウドスピーカーは、周囲を取り囲む葉の生い茂る壁に設置され、視覚的な邪魔を最小限に抑えています。

4台のRumbleサブウーファーが低域を担当し、壁の下に組み込まれ、合計16メートルのAnakondaウルトラフレキシブルラウドスピーカーユニットがLEDウォールの下部をシームレスなオーディオの壁で囲みます。このシステムは5台のK-array KA84アンプで駆動され、内蔵の強力なDSPと外部コントロールシステムとの統合を実現しています。

チャンギ国際空港のドリームスケープの「Digital Sky」では、エアサイドでK-arrayのVyper、Kobra、Dominoラウドスピーカーによるオーディオが楽しめます。19台のVyperが安定した音声カバレージを確保し、6台のKobraと8台のDominoラウドスピーカーがサポートとして使用されています。

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忘れられない没入感のある自然体験

「ラウドスピーカーを天井やバルコニー、垂直の庭の構造物に隠すように設置することで、鳥や野生動物の鳴き声を空間内に定位させることができました」と、Moment Factoryのインタラクティブ・サウンドデザイナー、Joseph Browne氏が説明します。

「この効果は、空間オーディオツールを使うだけでなく、Unreal Engineのアクターの位置によって実現しました。例えば「Digital Sky」の頭上をワシが飛ぶと、それに対応するサウンドエフェクトが庭のサウンドシステムの適切な位置にトリガーされます。約100種類の地元の野生動物の鳴き声が録音され、忘れられない没入感のある自然体験を作り出しています。

ドリームスケープガーデンでの没入感を生み出すK-arrayスピーカーの配置は、30分ごとに33台のスピーカーを駆使した立体的なオーケストラ・サウンドスケープで空間に生命を吹き込むショーで実演されます。このサウンドシステムでは、個々の楽器を部屋のさまざまな場所にミックスすることができ、包み込まれるような音楽体験を得ています。チェロと弦楽器は天井から、ピアノの旋律はバルコニーから、マンドリンは庭のスピーカーから発せられ、文字通り乗客を音楽で包み込みます。

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ダイナミックなサウンドスケープとビジュアルコンテンツの融合

Wonder Fallの催眠術のような波から、ドリームスケープガーデンのトロピカルな演出まで、AV技術の最新イノベーションを駆使し、旅行者と自然界を再び結びつけることに成功しています。

ダイナミックなサウンドスケープとビジュアルコンテンツを融合させることで、ゲストがガーデンシティの自然の美しさに浸れるような調和のとれた環境を作り上げました。チャンギ空港では、世界有数の交通の要所でありながら、旅行者は真の静寂と驚きに満ちた時間を楽しむことができます。

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