Augusta Camp 2023 Film Concert powered by 360 Reality Audio 様

立体音響の迫力と大画面プロジェクションを融合

MSIジャパンはオフィスオーガスタのアーティストをこれまでも、Martin AudioのMLAシステムを用いてサポートしてきました。今回は昨年夏に屋外で行われたオフィスオーガスタ主催の大規模フェス「Augusta Camp 2023 ～SUKIMASWITCH 20th Anniversary～ powered by 360 Reality Audio」にて、ソニーが開発した次世代の音楽体験「360 Reality Audio」による立体音響の迫力と大画面プロジェクションを融合させ、改めて「Augusta Camp 2023 Film Concert powered by 360 Reality Audio」として再現。当日現地に来られなかったファンの方々や、もう一度感動的なショーを体験したい方々へ向けた特別な企画を行いました。

実際のフェスと同じクオリティーを実現するためMartin Audioのスピーカーを選択

スピーカーシステムの選択とプランは、MSIジャパンの保手氏が会場のチューニングも併せて施しました。ハイボックスにはMartin Audio X8Bが27台、サブウーハーにはSX218が2台採用され、これらは全てMartin AudioのiKON iK42 Danteアンプで駆動されました。

下記、エンジニアのMSIジャパン 保手氏のコメントです。
「これまでMLAシステムを用いてサポートしてきたこともあり、実際のフェスと同じクオリティーを実現するためにMartin Audioのスピーカーを選択すべきと考え、X8Bを多く設置することとしました。X8BはMLAとよく似ており、音の表現力と解像度はMartin Audio特有のものを持ち合わせているので、設置も調整も思い通りにできました。
X8BがMLAに似た点として、カバーしたエリア内で得られる音質はどこにおいても非常に均一で、実際のフェスで得られた効果と同じものが狭い空間でも再現できました。

各楽器の演奏がすべて粒立ち良く聴こえる

360 Reality Audioの再生は、ソニー株式会社の渡辺忠敏氏がソフトウェアをコントロールしました。

下記、ソニー渡辺氏のコメントです。
「Audio Futures 360 WalkMix Creator™というプラグインをPro Toolsに挿して制作した360 Reality Audioコンテンツを、今回の会場用に特別に用意した9.0.9+9Bというスピーカーレイアウトにレンダリングして出力しました。
実際にAugusta Camp 2023の会場にご来場いただいたお客様からは、その時の空気感を思い出したとの声をいただき、フェス会場の追体験ができていたと思いますし、次回のAugusta Campに行きたくなったとのコメントもありました。
360 Reality Audioの全天球音場をフル活用したセパレーションの良い再生ができたことで、実際の会場では席によっては聴き取れていなかった各楽器の演奏がすべて粒立ち良く聴こえ、新しい発見による感動もあったと伺っています。」